FX:スワップさや取り

「スワップポイントさや取り」とは

どうも、サラリーマンこあらです。

今日は、FX投資の「スワップポイントさや取り」とは何か、について紹介したいと思います。

 

「スワップポイントさや取り」とは何か

「スワップポイントさや取り」とは、簡潔に説明すると、買いと売りのポジションを両方保有することで、為替レートの変動による損益を±0にした上で、保有期間中のスワップポイント収入を獲得するトレード手法です。(スワップポイントについては、「スワップポイントとは何か」の記事をご覧ください。)

具体的には、以下の方法で行われます。

  1. 1つの通貨ペアを選択し
  2. その通貨ペアで買いと売りの両建てを行い
  3. 為替レート変動による収支を±0にした上で
  4. ポジション保有によるスワップポイントの差引利益を得る

1つの通貨ペアで買いと売りのポジションを両方持つ(両建てする)ことで、為替レートの変動により一方のポジションがマイナス収支になっても、もう一方のポジションはプラス収支になり、結果として、為替レートの変動による影響は±0になります。

しかし、これだけでは、どこまでいっても為替レート変動による収支は±0のままで、何もメリットがありません。

そこで重要となるのが、スワップポイントです。

通常、スワップポイントというのは、通貨ペアごとに買いポジションと売りポジションのどちらか一方がプラスで、もう一方がマイナスとなるFX業者が多いです。そのため、「スワップポイントさや取り」では、買いポジションと売りポジションのスワップポイントの差引がプラスになるように通貨ペアやFX業者を工夫し、その差引分の利益を獲得していきます。

基本的には、両建てのポジションを保有しているだけで、淡々とスワップポイントの差引利益が得られるため、イメージとしては、預金による「利息」に似ています。積極的に資金を増やすような、攻めのトレード手法ではありませんが、使い道のない資金を超低金利の銀行にお金を預けて寝かせておくくらいなら、このトレード手法を取り入れてみる価値は十分にあります。

 

メリットとデメリット

では次に、このスワップポイントさや取りには、どのようなメリットとデメリットがあるか、紹介します。

 

「スワップポイントさや取り」のメリット

「スワップポイントさや取り」のメリットは、なんといっても「安定感」です。

FX投資といえば、「ジェットコースターのような損益」とか「ギャンブル」といった、かなり浮き沈みが激しいイメージをもつ人が多いです。実際、普通にFX投資を行うと、値動きの上下によって、利益が出たり、損失が出たり、一喜一憂しながら、資金の浮き沈みを眺めることになります。

しかし、この「スワップポイントさや取り」は、そのような浮き沈みが全く無い。先ほども書いたとおり、値動きによる損益が全く発生しないため、本当に淡々と、想定している利益を稼ぐことができます。

 

また、「手間がかからない」というメリットもあります。

方法にもよりますが、1回ポジションを保有してしまえば、その後は、資金管理として状況をチェックするだけで、ほとんど何もすることがありません

 

「スワップポイントさや取り」のデメリット

「スワップポイントさや取り」のデメリットは、「大金を稼ぐことが難しい」ということ。

この手法の場合、1日当たりに稼げる利益は、かなり小さいです。莫大な資金があれば話は別ですが、通常のサラリーマンで、投資に回すことができるのが数十万円程度の資金だとすると、1日あたり数十円から、多くて数百円です。

そのため、FX投資の最大の魅力である「少ない資金で大きく稼ぐ」というのは、実現できません。

ただし。

そうは言っても、このトレード手法で年利5%程度は十分に見込めます。銀行に貯金して得られる利益の5,000倍くらいあると考えれば、そこまで悪いデメリットではありません。

 

「スワップポイントさや取り」の種類

次に、「スワップポイントさや取り」を実行するための種類についてですが、その種類を大きく分けると、以下の2つになります。

  • 複数のFX業者の口座を利用して、両建て(他業者間 両建て方式)
  • 1つのFX業者の1つの口座内で、両建て(同一口座 両建て方式)

2つの種類それぞれに長所と短所があるため、どちらが良いというわけではありません。それぞれの特徴を知ったうえで、どちらの方法を行うか判断してみて下さい。

それぞれの種類については、「「スワップポイントさや取り」の種類」の記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

 

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