スワップさや取り

「スワップポイントさや取り」のリスクとは

2020年11月23日

サラリーマンこあらです。

今日は、トレード手法「スワップポイントさや取り」の損失リスク、について、ちょっとまとめてみます。

 

売買時の損失リスク

まず1つ目のリスクは、「スプレッド」によりポジション保有時に1度だけ発生する損失リスク。

例えばスプレッドが0.3pipsの場合、1万通貨のポジションを保有した場合は売買価格の差(つまりスプレッド)により、自動的に30円の損失が発生します。「スワップポイントさや取り」の場合は、買いポジションと売りポジションの2つのポジションが必要になるため、1万通貨ずつのポジションを保有することで、60円のスプレッド損失が発生します。

そしてこれは、取引数量を増やすことにより、以下のように損失額が増加していきます。

  • 買いと売り10万通貨ずつ:600円の損失
  • 買いと売り100万通貨ずつ:6,000円の損失

※上記は、スプレッドが買いと売りで同じ0.3pipsの場合

このスプレッドによる損失が、ポジションを保有した段階で、1度だけ発生します。しかし、これはポジション保有開始時のみ1回限りの損失なため、スワップポイント収入が増えてくれば穴埋めされていきます。

「スワップポイントさや取り」の場合、最初のうちは、この損失の穴埋めからスタートすることになるため、なるべく、スプレッドが小さいFX業者を選んだ方が、この損失は少なく抑えられます。

 

スワップポイントの変動リスク

2つ目は、「スワップポイント変動」のリスク。

これは具体的に言うと、各FX業者が設定しているスワップポイントが変動することで、スワップポイント収入の機会が損失してしまうリスクのことです。

各FX業者のスワップポイントは、市場の状況により見直しが行われます。そのため、トレード開始当初は買いと売りのスワップポイントの差引がプラスになっていても、FX業者のスワップポイントの見直しにより、収支差額が小さくなったり、マイナスになってしまったり、といったことが発生する可能性があります。

もし、スワップポイントの差引がマイナスになってしまうと、保有すればするほど損失が発生することになるため、常に状況を監視し、スワップポイントの収支がマイナスになるようであれば、すぐにポジションを手放して、損失の発生を防ぐ必要があります。

 

強制ロスカットのリスク

最後は、「強制ロスカット」のリスクですが、これが一番重要で、注意すべきリスクです。

「強制ロスカット」というのは、保有中のポジションで含み損が大きくなり、口座資金から含み損を除いた残金が、保有しているポジションの取引数量に必要な必要証拠金を下回ってしまった場合に発生する、強制的なポジションの決済のことです。

簡単に言うと、含み損でとどまっていたポジションが強制的に決済され、損失が確定してしまう、ということです。

この「強制ロスカット」が発生した場合、口座に保有している資金のほとんどが失われてしまうため、絶対に回避しなければいけない、非常に重要なリスクとなります。

 

「為替レート急変」による強制ロスカット

まず最初に、「為替レート急変」による強制ロスカットのリスクについて。

大前提として、「スワップポイントさや取り」の場合、為替レートの変動による収支への影響がありません。なぜなら、1つの通貨ペアの買いポジションと売りポジションの両方を保有することで、為替レートの変動により一方のポジションにマイナスが発生したとしても、もう一方のポジションには同じだけのプラスが発生して、値動きの収支は±0になるため。

しかし、これは見かけ上の話。

例えば、FX業者の「A社」で「買いポジション」、「B社」で売りポジションを保有している場合で、急激な為替レートの上昇により、以下のようになったとします。

  • 「A社」のポジション:+100万円の含み益
  • 「B社」のポジション:▲100万円の含み損

収支のプラスマイナスはゼロですが、注目するべきは「B社」のポジション。B社の口座に、▲100万円の含み損を吸収できるだけの資金が口座に入金されていれば問題ありませんが、少額の資金しかない場合、含み損により必要証拠金を割り込み、強制ロスカットが発生して、損失が確定してしまいます。

とはいえ、この事態にすぐに気がつき、含み益の出ている「A社」の買いポジションもすぐに決済すれば、100万円の利益が確定し、収支はプラスマイナス ゼロになるだけなので、問題ありません。

最悪なのは、その事態に気付くのが遅れ、いったん急上昇したレートが、その後急落して、以下のようになってしまった場合。

  • 「A社」のポジション:+20万円の含み益
  • 「B社」のポジション:▲100万円の確定損失

「B社」のポジションは強制ロスカットにより▲100万円の損失が確定する一方、「A社」のポジションは急上昇後の急落により、含み益が20万円まで減ってしまった場合、差引は▲80万円の損失となってしまいます。

これを回避するためには、適正な取引数量を設定し、収支の状況を常に監視して、強制ロスカットにならないための資金管理を徹底する必要があります。

 

なお、この「為替レート急変」による強制ロスカットのリスクがあるのは、「他業者間 両建て方式」を採用した場合のみ。「同一口座 両建て方式」を採用した場合は、口座内で為替レートの変動による収支が自動的に相殺されるため、この強制ロスカットリスクは関係ありません。

 

「スプレッド急変」による強制ロスカット

次に、「スプレッド急変」による強制ロスカットのリスクについて。

強制ロスカットの原因は「含み損が大きくなりすぎること」ですが、この含み損の発生には、為替レートの変動の他に、スプレッドも関係します。

上記でも簡単に説明しましたが、スプレッドとは売買価格の差のことで、損失に繋がるものです。そして、このスプレッドは必ず一定の幅を保っているものではなく、相場の状況、特に急激な値動き発生時に、大きく広がったりします。

スプレッドが大きく広がるということは、損失もそれに合わせて大きくなるということで、あまりに広がり過ぎると、膨大な含み損が発生して口座の資金が削られ、最悪の場合、必要証拠金を下回って、強制ロスカットが発生します。

 

例えば、買いと売りポジションで1万通貨ずつ保有した場合の、スプレッドの大きさと損失額の関係は、以下のようになります。

  • スプレッド0.3pips:▲60円
  • スプレッド3.0pips:▲600円
  • スプレッド30.0pips:▲6,000円

また、確認した限り、これまでアップルショックの時の為替レート急変時には180pips(1.8円)程度までスプレッドが広がったという情報があります。この場合、1万通貨ずつのポジション保有だけで▲36,000円の含み損が発生。取引数量が多ければ、数十万円、数百万円といった巨大な損失が発生する可能性もあります。

 

この「スプレッド急変」による強制ロスカットのリスクを回避するためには、基本的に、「適正な取引数量の設定」以外にはありません。

スプレッドの急変による含み損の増加は、為替レートの急変等により一瞬で発生するため、収支状況を監視するといった方法で回避することは不可能です。強制ロスカットを回避するためには、ある程度余裕をもった許容スプレッドを設定し、それに応じた取引数量でポジションを保有する必要があります。

なお、この「スプレッド急変」による強制ロスカットのリスクは、「他業者間 両建て方式」「同一口座 両建て方式」どちらを採用しても可能性があるため、最も注意が必要です。

 

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