子ども:メディア

「テレビやゲームは1日2時間まで」というルール

こんばんは、サラリーマンこあらです。

7歳の長女が、小学校から手紙をもらってきました。

 

「規則正しい生活をしましょう。」

 

日々の生活リズムを整えて、早寝、早起き、規則正しい生活リズムを身に付けるための取り組み。

目標の時間を設定し、毎日、自分の生活リズムをチェックして、出来たら〇、出来なかったら×を書くシートです。

 

その中で、テレビやゲームなどの「メディアの時間」を設定する欄があり、自分で目標時間を決める必要がある。

そのため、長女はママと話をして「2時間」と設定していました。(例示されている時間が「2時間以内」と書いてあったため、特に理由は無く、2時間に設定したと思われます。)

 

で、今日。帰宅した私に、長女が言いました。

 

長女ちゃん
今日は、テレビの時間が18分過ぎてしまったから、もうゲームできないの。

 

先日から「すみっコぐらし」のアプリゲームをやり始めた長女は、私のスマホに入っているゲームがしたかったようですが、学校からもらったシートに、メディアの時間は「2時間」と書いてルールを決めていたので、我慢したようです。

 

まぁ、自分で決めたことならしょうがない。

 

とはいえ、何をそんなに見ていたのか、聞いてみました。すると、

  • 夕方の子ども向けTV番組=60分
  • 図書館から借りてきた「科学実験」のDVD=80分

 

・・・、マジで?

1つ目は分かるけど、2つ目もメディアの時間としてカウントするの?

どちらかというと、勉強寄りのメディアですけど。

厳しくない?

 

話を聞いていると、どうやら、その判定はママが行ったみたい。

私が納得のいかない顔をしていることに気がついたママが、言ってきました。

ママ
DVDは入れない方が良いの?
ママ
そういうのも、全部含めるんだよね?違うの?

 

やっべ、けんか腰だ・・・。

夕食前に長女がTVをササっと消さなかったから、ママのご機嫌を損ねたんじゃないだろうか・・・。

とはいえ、そう決めて、長女が納得しているなら問題無い。

 

しかし、続けて長女が言ってきました。

長女ちゃん
でもね、歯磨きの時に見るYouTubeは、メディアの時間に入らないって、ママが言ってた。

 

え?そうなの?

ちょっと意味が分からない(笑)

 

状況を整理すると、つまり、こういうこと。

  • 学校からの手紙で、生活リズムの取り組みをする必要があるから、テレビやゲームの時間を決めた。
  • 時間をどれくらいにするかは、特に根拠なく、2時間と決めた。
  • ママが「メディアの時間に入る」と言ったものは、メディアの時間に含める。
  • ママが「メディアの時間ではない」と言ったものは、メディアの時間に含めない。

 

これで良いのか?

 

  • 学校が「やれ」と言ったから、やる。
  • 学校が「やれ」と言っているから、子どもにやらせる。
  • 「時間を決めろ」と言っているから、時間を決める。
  • 手紙に「2時間以内」と書いてあるから、2時間に設定する。
  • ママがダメと言っているから、ダメ。
  • ママがOKと言っているから、OK。
  • 2時間と決めたから、2時間以上はダメ。

 

こんな、「やらないといけないから、やる。」とか、「決めたから、やる。」とか、「良いって言われたから大丈夫」といった理屈じゃ、子どもたちのためにならない気がするんだけども・・・。

あまりにも、大人の都合過ぎるルール。

 

そもそも、なぜ「テレビやゲームの時間」を決めなければいけないのか?

 

この根拠について、取り組みを実施する学校で、生徒たちにしっかりと説明しているのか疑問が残る。

そして、親としても、子どもとしっかり話をせず、「学校からやれと言われているから、やらせる」という安直な行動しかできていない気がする・・・。

 

  • メディアを見る時間の長さだけが問題なのか?
  • メディアの時間を決めなければいけない理由は何か?
  • メディアの時間を決めなければ、どのようなデメリットがあるのか?
  • メディアの時間を決めることで、どのようなメリットがあるのか?

などなど、子どもたちに説明しなければいけないことは、たくさんあるはず。

これらを説明することなく、「時間を決めろ」「やれ」では、子どもたちは全くやる気を出さないと思うんですよね(汗)

 

なので、ちょっとポイントを整理してみました。

 

1.メディアを見る時間は、親を助けてくれる

まず、「メディア=悪」ではないということ。

仮にメディアを見る時間を全て無くしてしまったら、その分、親が子供たちの相手をしなければいけない場面が増える。

家事をしている最中等は、子どもたちがメディアを見てくれるおかげで、親としてもかなり助かっているということを理解したうえで、杓子定規に時間のみでメディアを見る時間を管理するのか、考える必要があります。

 

2.メディアを見る時間の長さだけが問題じゃない

次に、「メディアを見る時間の長さだけが問題ではない」ということを、親として、しっかりと認識しておく必要があると思います。

例えば、夕食ができたのに「メディアを見る時間に達していない」という理由で、夕食を後回しにする行為。

これは、ダメですよね。

家族としての生活リズム、自分がやらなければいけないことなどを考慮した上で、その時間が「メディアを見るために使って問題無い時間なのか」というのを、しっかりと考えて行動する必要があるため、単純に、メディアを見る時間の長さで良い悪いを判断することはできません。

 

3.メディアのメリットを考える

また、親としても、子どもたちとしても、メディアが持つメリットを、しっかりと意識する必要があります。

メディアは、自分の普段の生活では知ることができないような情報や知識を与えてくれます。そういう意味では、メディアは非常にメリットの大きいもの。

例えば生物、化学、地学、物理、歴史、料理、時事に関連するものなどは、学習に役立つものであれば、個人的にはメディアを見る時間に含める必要は無いような気がします。

 

4.メディアのデメリットを考える

逆に、メディアの持つデメリットも、しっかりと意識する必要があります。

色々なデメリットがあると思いますが、私が考える最も大きなデメリットは「時間の喪失」。

メディアとは情報を一方的に与え続けてくれるものであるため、時間を無駄にしてしまう危険性が高い。

目的もなくダラダラとメディアを見続けるくらいなら、五感を使った体験など、もっと多くの有意義な時間の過ごし方がたくさんありますからね。

 

5.メディアの時間を決めるメリットを考える

メディアを見る時間を決めることで、どのようなメリットがあるのか。

  • 自分の時間を管理でき、時間を捻出できるようになる
  • 時間が捻出できれば、他のことに時間を使えるようになり、自分の成長のために、有意義に時間を利用できるようになる

こういうメリットがあることを、まずはしっかりと子どもたちに意識させる。

そして、さらには、子どもと一緒に「捻出した時間で何をしようか?」という具体的な行動まで考えることができれば、「時間だから、テレビを消しなさい」なんて言わなくても、自ら率先して行動するようになるかもしれません。

 

 

とまぁ、色々と書いてきましたが。

メディアは、善にも悪にもなり得るもの。

これをしっかりと意識し、子どもにも伝えた上で、どうすれば自分にとって善になるのかを考え、杓子規な時間管理ではなく、自分のためになる使い方を、臨機応変に適用できるようになることがと、最高のメディアとの付き合い方だと思います。

 

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